フォーミュラ・ドリフト・シリーズの第四戦が、ワシントン州のエバーグリーン・スピードウェイにて行われた。
今シーズンから投入したサターン・スカイを第三戦でクラッシュさせてしまったベン・シュワツは、ラビー・西田が乗る予定だったニューS14を急遽借りての参戦となった。 また、第一戦で優勝した春口満はS13 240SXのエンジンを練習走行中にブローさせてしまうものの、メカニックの努力により予選前の練習走行までにニューエンジンに積み替えての参戦となった。

エバーグリーン・スピードウェイのコースレイアウトは昨年と同様だが、スタート地点が少し後ろにずらされたため、ドライ状態での進入スピードは時速150`オーバーが期待されるハイスピードコース。 スリリングなドリフトが期待できるコース設定だ。

今シーズンからレクサスISで参戦しているヒロ・スミダは、予選で迫力の走りを見せ94.33ポイントを獲得、予選を一位通過した。 続いてラビー・西田(S14)が93.67ポイントの高得点をマークし二位通過、またベン・シュワツ(S14)が89.67ポイント、タカ・アオノ(AE86)が87.50ポイント、カルビン・ワン(G35)が70ポイントを獲得しそれぞれ予選を通過した。

以上五人の予選通過ドライバーに加え、ボン・ギッテン(マスタング)、春口満(S13 240SX)、ダレン・マクナマラ(AE86)、そしてロス・ぺティー(S13 240SX)の四人のシード選手がトップ16をかけたソロ・ランに挑戦した。

接戦となったソロ・ランを勝ち抜き、トップ16のタンデム・バトルに進出したチーム・ファルケンドライバーは、ボン・ギッテン、ダレン・マクナマラ、ラビー・西田、タカ・アオノ、そしてヒロ・スミダの5人。 これはフォーミュラ・ドリフト・シリーズに参戦しているタイヤメーカーの中で最大の人数である。
トップ16タンデム・バトルでヒロ・スミダの相手となったのはタナー・フォウスト(350Z)。 スミダが後追いの一本目、フォウストは大量のタイヤスモークとともにスミダを引き離し9-3でフォウストがリード。 スミダ先行の二本目、フォウストはスミダにピッタリつき、スミダがスピン。 フォウストがベスト8へと進出した。
トップ16でアオノの相手となったのは王者サミュエル・ヒューバネット(ダッジ・チャージャー)。 アオノ後追いの一本目、ヒューバネットがバンクで差を広げるものの、コース後半でアオノのAE86がヒューバネットのチャージャーに追いつき、9-8でアオノがリード。 アオノ先行の二本目ではチャージャーにピッタリとくっつかれ、9-8でヒューバネットがリードしたため、同点でサドンデスに突入。
ヒューバネット先行のサドンデス一本目、アオノは車間を詰めきれず、8-4でヒューバネットがリード。 アオノ先行の二本目、バンク上ではタイヤスモークもスピードもヒューバネットのほうが上なものの、ヘアピンではアオノが引き離した。 しかし合計ポイント15-12でヒューバネットがベスト8に進出した。
タンデム・バトルでギッテンの相手となったのはキャスパー・カヌール(S14 240SX)。 ギッテン後追いの一本目、ギッテンはカヌールにピッタリと張り付いていたものの、8-7でカヌールがリード。 ギッテン先行の二本目、カヌールはバンク出口でスピンし、7-0でギッテンがリード、ギッテンがベスト8に進出した。

西田のタンデム・バトルの相手はビル・シャーマン(S13 240SX)。 西田後追いの一本目、西田はシャーマンにピッタリとくっつき9-8で西田がリード。 西田先行の二本目、西田はバンク出口で角度が浅くなってしまった上、シャーマンが後ろにピッタリとつき、13-11でシャーマンがベスト8へと駒を進めた。

マクナマラのタンデム・バトルの相手は、第二戦アトランタの決勝相手であったクリス・フォーズバーグ(350Z)。 マクナマラ後追いの一本目、マクナマラはヘアピン前で修正が入り、7-3でフォーズバーグがリード。 マクナマラ先行の二本目、マクナマラは完璧は走りをし8-7でリードするものの、合計ポイントは14-11でフォーズバーグがベスト8へと進出した。


ベスト8へと進出したギッテンの相手はヒューバネット。 ギッテン後追いの一本目、ギッテンはバンク下のプラスチックバリアーに車体をヒットし、9-7でヒューバネットがリード。 ギッテン先行の二本目、今度はヒューバネットがバンク下のプラスチックバリアーにヒット、ギッテンは完璧な走りを見せ、8-7でギッテンがリード。 合計16-15でサドンデスに突入。 ギッテンの後追いのサドンデス一本目、ヒューバネットが失速したためギッテンが追突、8-0でギッテンがリード。 ギッテン先行の二本目、ギッテンは完璧な走りを見せベスト4へと進出した。

ベスト4へと進出したギッテンの相手はフォーズバーグ。 ギッテン後追いの一本目、フォーズバーグは大量のタイヤスモークで魅せるものの、バンク上の壁に車体をヒットさせてしまい失速、バンク出口でギッテンがフォーズバーグをパスし、ギッテンがリード。 フォーズバーグは壁にヒットさせた際の車両のダメージが大きくリタイア。 ギッテンが決勝に勝ち進んだ。

ギッテンの決勝戦の相手は吉原大二郎(S15 シルビア)。 ギッテン後追いの一本目、ギッテンは吉原にピッタリくっつくものの、吉原の角度がギッテンのそれを上回り、9-8で吉原がリード。 ギッテン先行の二本目、吉原はギッテンにピッタリとくっつき、ギッテンはそれを振り切れず、9-7で吉原。 合計18-16で吉原が優勝、ギッテンは惜しくも準優勝となった。
合計5人のチーム・ファルケンドライバーがトップ16に進出し、ボン・ギッテンが準優勝したフォーミュラ・ドリフト・シリーズ第四戦。 第五戦のソノマではチーム・ファルケンドライバーのさらなる活躍が期待される。