フォーミュラ・ドリフト・シリーズ第六戦が、ニュージャージー州ウォールスピードウェイにて行われた。 チームファルケンからはシード選手であるバン・ギッテン(マスタング)、ダレン・マクナムラ(AE86)、春口満(S13 240SX)に加え、予選を突破したタカ・アオノ(AE86)、山本聖剛(RX-8)、ラビー・西田(S14 240SX)、ロス・ぺティー(S13 240SX)、カルビン・ワン(RX-7)、そしてベン・シュワツ(S13 240SX)が本戦を戦った。

本戦日、トップ16の追走バトルをかけた一回戦をマクナムラは92.50の高得点をマークし5位通過、さらに春口、ぺティー、西田、ワンがそれに続いた。 第四戦、第五戦と続けて表彰台に立ったギッテンは一回戦の一走目で74.67ポイントをマーク、二本目は痛恨のスピンで惜しくも追走バトル進出とはならなかった。
トップ16でワンの相手となったのはタイラー・マクワリー。 ワンはかつて優勝経験もあるインフィニティーG35を第五戦のソノマでクラッシュしてしまったため、急遽借り物のFD3S RX-7で参戦となった。 借り物と言っても、ワンはフォーミュラD参戦以前からFD3Sでドリフトやタイムアタックをしていたこともあり、全く知らない車というわけではない。 また今回も自身が所有するFD3Sから足回りを移植するなど、出来ることは全てやっての参戦となった。 借り物のマシンでどうにか予選を突破、本戦にも進み、トップ16の追走バトルまでこぎつけたものの、やはり単走と追走ではその性格が全く違い、ワンはマクワリーに破れトップ16で姿を消した。

マクナマラはトップ16でチームメイトの春口を下し、トップ8へと進出。 自身が母国アイルランドで組み上げたSR20仕様のAE86を駆り、この日も調子が良いように見えた。 実際エンジンパワーでは劣っている春口を下し、トップ8にまで進出したのだ。 トップ8ではフォーミュラDでは表彰台のレギュラーである吉原大二郎と当たったマクナムラ。 吉原は優勝経験も豊富で、もちろんこの日も絶好調。 吉原の500馬力級のS15シルビアに果敢に挑んだマクナムラとAE86だが、惜しくもベスト4進出には至らなかった。 ちなみに、この日の優勝は吉原であった。

西田は前戦のソノマでクラッチ系統のトラブルをかかえ、チームファルケンドライバーとしてはただ一人だけ本戦を走ることが出来なかった。 そんな前回のイベントをバネにしての参戦となったウォールスピードウェイでは見事予選を突破、トップ16の追走バトルまで駒を進めてきた。 そんな西田の相手となったのは完調の350Zを駆るタナー・ファウスト。 ファウストと言えばX-GAMESのラリー競技で優勝するほどのスキルを持ったドライバー。 悔しさをバネにして勝ち進んできた西田だが、惜しくもトップ8へはファウストが勝ち進んだ。 この日、ファウストは三位で表彰台に上がっている。
トップ16でぺティーの相手となったのはリース・ミレン。 ミレンと言えばレッドブル/ポンティアックワークスチームのドライバーであり、相手にとって不足はない。 ぺティーの持ち味であるスピード、煙、角度、そして音を重視した派手で迫力のあるドリフトと対照的に、ミレンはまるで精密機械を扱うようなドライビングで、狙ったラインにスッと入ってくる。 この日のミレンもいつも通りの綺麗なドリフトを決め、トップ8へと進出した。 この日、ミレンは決勝戦まで勝ち進み、準優勝した。

このように、マクナムラを破った吉原が優勝、ぺティーを破ったミレンが準優勝、そして西田を破ったファウストが三位と、対戦相手に恵まれなかったチームファルケン。 いよいよ次はアーウィンデールスピードウェイでの最終戦。 ファルケンのお膝元であるカリフォルニアで、最高のバトルを期待したい。