FALKEN

SURVIVAL PROJECT

FALKEN

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Nürburgring 24 HOURS

HISTORY

欧州品質の原点が、ここにある。

ニュルブルクリンク24時間耐久レース。それは世界一過酷との呼び声高い極限の持久戦。高低差300m、約170ヶ所のコーナーを持つ一周約25kmの過酷なコースで、FALKENは1999年の参戦以来、独自の欧州品質を高め、一般車へそこで得たノウハウをフィードバックしてきた。日本チームとして初の3位の快挙を成し遂げた2015年。そして、その先にある頂点を目指して。今年もまた過酷を極めるレースに挑んだ、FALKEN Motorsportsの活躍を追う。

INTRODUCTION

それは、フェスと呼べるレース。

メインスタンドでビールやウォッカをあおる若者達。寝袋を広げて寝転びながらレースを眺める男性。スタンド外にはコース周辺の至るところにテントが張られ、若者達によるパーティーが繰り広げられている。レースというよりも、モータースポーツファンのための「フェス」と呼ぶにふさわしいそんな光景に、私たちはまず驚かされた。レース会場で隣り合わせた現地のファン達に話を聞くと、彼らは、一様に口を揃えてこう言う。「このレースは、ぼくらにとっての一年に一度のお祭りなのさ。」

15:30 RACE START

開始1時間半の、衝撃。

現地時間の15時半。レースは晴天の下ではじまった。FALKEN Motorsportsは予選35位からのスタートだ。ところがスタートから1時間半後、事件は起きた。突然の大雨と大粒の雹によって、クラッシュが続出。レースが中断になったのだ。我々があっけにとられていると、隣に座っていたドイツ人が笑顔でこう言った。「毎年こうさ。ドイツの諺でこういうのがあるんだ。間違えた天気はない。着る服を間違えただけだってね」その言葉は、過酷なレースにおいて、タイヤの重要性を我々に説いているかのようだった。

19:30 RESTART

逆襲のウェットロード。

レースは、中断から約3時間が過ぎた19時半に再開された。スタンドが闇に包まれ、煌々とライトが照らされた頃からFALKENの快進撃は始まる。視界が悪く、路面もいまだ濡れて滑りやすい過酷な条件下で、FALKEN Motorsportsは躍進。順位は、夜明けまでに12位まで上がっていた。持ち前のウェット性能をはじめ、確かな安定性を示したその走りに、レースを長年見続けてきたというファンも驚きの表情で舌を巻いた。

9:30 DAY2 MORNING

闘いは、限界のその先へ。

ニュルブルクリンクに2日目の朝がやってきた。相変わらず、雨が降っては止む不安定な天候が続く。しかし各チームの疲労がピークに差し掛かる中で、FALKENはさらなる追い上げを見せた。現地時間で午前9時半を回った時点で、順位は8位までアップ。ミスが起こりやすい時間帯と刻々と変化するロードコンディションをものともせず、FALKEN Motorsportsは、力強く揺るぎない走りを披露した。レースは残り6時間。一瞬も油断できない極限の勝負に。

15:30 FINISH

万感のゴール。そして次なる挑戦へ。

15時20分を回って各チームがラストラップに突入すると、観客が総立ちになり、次々とチェッカーフラッグを切っていく各チームへねぎらいと賞賛のスタンディングオべレーションを贈る。FALKEN Motorsportsの最終順位は、ポルシェ勢で最高位となる総合9位。リタイヤが続出する劣悪なコンディションで、あらゆるロードコンディションに対応し、35位から26台抜きを達成したその走りは、世界のモータースポーツファンの胸に深く刻まれたに違いない。極限の挑戦は終わらない。世界の頂点を手にする。その日まで。

Column FALKEN × SUBARU

FALKENを装着した、スバルの快進撃。

2016年のニュルブルクリンク24時間耐久レースには、スバルの「WRX STI」がFALKENのタイヤを装着し、排気量2.0リットル以下の「SP3Tクラス」に出場。予選クラス2位でスタートしたスバルは、ウェット路面で圧巻の走りを披露。クラス1位の座を奪うと、そのまま順位を守り抜き、121周を走破して見事にクラス優勝を達成した。また、総合でも上位クラスのチームを抑えて、20位に入るなど、FALKEN Motorsportsと共にFALKENの実力を世界へと証明した。

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