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「TOKYO AUTOSALON 2015 with NAPAC」FALKENブース出展レポート

グローバルで活躍するFALKENタイヤの世界観をニュルブルクリンク24時間耐久レース車両と
最新のタイヤラインアップで表現

 日本のカスタムカー界の一大フェスティバル、「東京オートサロン2015 with NAPAC」が1月9日(金)~11日(日)にかけて千葉県千葉市美浜区の幕張メッセで開催されました。今年で33回目を数え、年々勢いを増す注目の同ショーに、FALKENはブースを構えました。
 今回の出展テーマは、「FROM RACETRACK TO ROAD.」。
欧州のサーキットや一般道など様々なシチュエーションで鍛えられたFALKENの各タイヤを披露するとともに、2014年ニュルブルクリンク24時間耐久レースで総合4位に入賞した「FALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 R」を展示し、欧州のモータースポーツに果敢に挑戦するFALKENの積極姿勢を来場者にリアルに体感してもらうことを目的としました。
 では、ブースの内容を詳しくレポートしていきましょう――。

ニュルブルクリンクで激戦を演じたFALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 Rの実車を展示

 FALKENのブースは、ブランドカラーであるブルーとホワイトの色合いをメインに構成されました。
メインステージに上がったのは、2014年開催のニュルブルクリンク24時間耐久レースで総合4位に輝いた「FALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 R」の実車。 はるばるドイツから空輸されてきたFALKENの記念碑的な1台です。
FALKENでは1999年からFALKEN MOTORSPORTS TEAMを結成してニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦し、15年目にしてついにこれまでの最高位となる総合4位入賞、しかもポルシェ勢で最上位という好成績を成し遂げました。 展示車の装着タイヤはフロントが300/660R18サイズ、リアが330/710R18サイズのスリックタイヤで、ホイールにはフロントに11J×18/オフセット35、リアに13J×18/オフセット12.5の鍛造アルミホイールをセット。
ブルーとグリーンのFALKEN MOTORSPORTSカラーに彩られたPORSCHE911 GT3 Rの足もとを、がっちりと支えています。 また、ステージを囲む2枚の壁面も要注目。 ニュルブルクリンク24時間耐久レースのロゴの周囲にFALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 Rの走行シーンを配したグラフィックと、深夜の都会をFALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911  GT3 Rが疾走するグラフィックを飾り、実車の高性能でスポーティーなムードをいっそう盛り上げていました。
ちなみにFALKENは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースのオフィシャルパートナーにもなっています。

間近で見て、触れられるFALKENブランドのタイヤをラインアップ展示

 ブースの内部に進むと、FALKENブランドのタイヤを一堂に展示したエリアに入ります。
製品はディスプレー左からAZENIS FK453/AZENIS RT615K/ZIEX ZE914/SINCERA SN828/EUROWINTER HS449を並べていました。
各タイヤを解説していきましょう。

AZENIS FK453 AZENIS FK453は“欧州のアウトバーンで鍛えられた”と謳うFALKENのフラッグシップタイヤです。特長はドライ&ウエット路面で優れたトラクションとグリップ力を発揮する高充填シリカコンパウンドの採用、高次元の操縦安定性能と静粛性能を発揮する非対称パターンと優れた排水性を実現した専用設計パターンの導入、高速走行時の安定性を高める高剛性構造設計にあります。

AZENIS RT615K AZENIS RT615Kはスポーツ走行を踏まえて開発したハイグリップスポーツタイヤです。技術トピックとしては、低温時の優れたグリップ性能と高次元の耐熱ダレ性能を実現したAZコンパウンドⅢや強力なグリップ性能とトラクション性能を発揮する高剛性パターンなどを採用しています。

ZIEX ZE914 ZIEX ZE914は、操縦安定性能とウエット性能を高次元でバランスさせた新世代のスポーティー&コンフォートタイヤです。技術的な特長は、高次元の操縦安定性能を実現した専用設計パターン、高速安定性を高める高剛性構造、路面との密着性を高めるシリカコンパウンド、不要な発熱を抑制するシリカ用低発熱ポリマーなどの採用になります。 低燃費タイヤのラベリング制度で、転がり抵抗性能A/ウエットグリップ性能cも実現しました。

SINCERA SN828 SINCERA SN828はキビキビ走る運動性と高い耐久性で高評価を獲得しているスタンダードタイヤです。技術トピックとしては、ローテーション時期を知らせるサーチアイの採用やロングライフとウエット性能の向上を果たすシリカコンパウンドの導入などがあります。

EUROWINTER HS449 最後のEUROWINTER HS449は、多様な路面を快適に走れる高性能オールシーズンタイヤ。雪上・シャーベット・ウエット路面では専用設計の方向性パターンが、氷上・ドライ・ウエット路面では細かい溝のキャニオンサイプが有効に働く仕組みです。

トレッドパターンやサイドのデザイン、コンパウンドの固さなど、ユーザーのニーズに合わせて開発した5種類のタイヤに、来場者は熱い視線を送っていました。

欧州で鍛えられたタイヤである事実を映像で表現

 タイヤの実物展示の後方には、幅6mの大型LEDモニターが設置されています。 流されるのは、ZIEX ZE914の欧州プロモーション映像と2014年ニュルブルクリンク24時間レースにおけるFALKEN MOTORSPORT PORSCHE 911 GT3 Rのドキュメンタリー映像、そして911 GT3 Rの日本への輸送シーンです。
ZIEX ZE914の映像では、高次元の操縦安定性能を実現する専用設計パターンやシリカコンパウンドなどの技術解説を走行シーンを交えながら披露していました。
一方、ニュルブルクリンク24時間レースのドキュメンタリーでは、予選19位(参加台数165台)から安定したペースで周回を重ね、ライバルをパスしていくシーンや、トラブルが発生するものの見事に修復していく場面を紹介。 臨場感が伝わってくるようでした。911 GT3Rが日本に到着するシーンも感動的。
無事に輸送されてきた実車を眺めるFALKENスタッフの表情は、「長旅、お疲れさま!」と労っているようでした。

FALKENがオフィシャルパートナーとなる「RED BULL AIR RACE」の紹介コーナーも設置

 大型モニターと向かい合わせるように設置された壁面には、「RED BULL AIR RACE CHIBA 2015」の紹介コーナーが設けられていました。
FALKENが飛行機? 実は今年の5月16日~17日に幕張海浜公園で開催されるレース専用機世界選手権のRED BULL AIR RACE第2戦に、FALKENが協賛しているのです。 最高速度370km/h、最大重力加速度10Gのなか、操縦技術や判断力、体力、精神力の限りを尽くして3次元でタイムを競う“空のF1”。 この世界最速のモータースポーツに関わるのには、実は「確固たる理由がある」とFALKENのスタッフは力説します。「FALKENはドイツ語で“鷹”を意味します。 精悍な姿で、颯爽と、素早く、縦横無尽に飛ぶ――そんなイメージが、FALKENとRED BULL AIR RACEで共通しているのです。また、グローバルで展開していることも、両者の重なる部分です」。
FALKENが公式パートナーとなったこの「RED BULL AIR RACE CHIBA 2015」の開催がとても楽しみになりました。

 サーキットシーンでの活躍とヨーロッパの道で鍛えられた高性能タイヤを多角的に披露した2015年東京オートサロンでのFALKENブース。
ユーザーの求める性能を限りなく追求し続けるFALKENに、今後も期待が高まります。