桑原 信吾さんShingo Kuwahara
走りに目覚めたのはつい6~7年前
いまはクルマが一番の趣味に
多忙を極める桑原さんの楽しみは、大好きな愛車でワインディングロードやサーキットに走りに行くこと。しかし、走りに目覚めたのはつい6~7年前のことだった。
所有車:フォルクスワーゲン ゴルフR
装着タイヤ:AZENIS RT615K+
タイヤサイズ:235/40R18
ここ10数年はフォルクスワーゲンがお気に入り
子供のころからクルマが大好きで、三級自動車整備士の資格を持っているという桑原さん。免許を取った直後は当時流行のスカイラインなどを愛車にしていたが、20代なかばからはその興味は輸入車へ。
「日本車に比べて輸入車は、乗って楽しいイメージがあるじゃないですか。それで、プジョー205GTiから輸入車の世界に足を踏み入れました」。
もともとカスタマイズに興味があり、当時、プジョーのチューナーとして、エアロキットやマフラーなどを手がけた“グートマン”をお手本に愛車をドレスアップして楽しんでいたという。
その後も、アウディやオペルといったドイツ車から、アメリカ・フォードなどさまざまな輸入車を乗り継いできた。そして、ここ10数年はフォルクスワーゲンがお気に入りという。
やるときは徹底的にやってしまう“たち”なんです
クルマの整備はお手の物という桑原さんだが、就職先にはクルマ業界ではなく、サービス業を選んだ。ウェディングの仕事などに携わったことがきっかけでソムリエの資格を取得したという。
「皆さんにはソムリエに見えないと言われますけど(笑) いまよりも資格を取るのが難しい時代でしたけどね。お酒が好きだったので半分趣味みたいな部分もありましたが、“凝り性”なんでしょうね。やるときは徹底的にやってしまう“たち”なんです」。
そんな桑原さんがふだん乗る機会が多いのは、もう一台の愛車であるザ・ビートル ターボ。
「ゴルフは街乗りもできますし、冠婚葬祭にも使える(!?)万能なクルマですが、私にとっては趣味のクルマなので、ふだん乗るのがもったいなくて(笑)」。
サーキット走行を楽しんでいる感じです。
カーライフに転機が訪れたのは40代後半。それまで、どちらかというとドレスアップに興味があった桑原さんなのだが、ツーリングが好きなクルマ仲間に出会い、それがきっかけでゴルフGTIを購入。40代後半で遅咲きのサーキットデビューを果たす。
「でも、“しゃかりき”に走るわけではなく、サーキット走行を楽しんでいる感じです。だから、うまくクラス分けがされていて走りやすいイベントなどを選んで参加しています」。
さらに桑原さんには独自の楽しみ方がある。
「クルマをイジるのが好きなので、何かパーツを着けて、その走りの変化を実感するにはサーキットが格好の場です。200km/hなんてサーキットじゃないと出せないし、ブレーキやタイヤの性能を確かめられるのもサーキットしかありませんからね」。
街乗りでは肩肘を張らずに乗れるところがいい。
いまの愛車は2015年に購入したゴルフR。フォルクスワーゲンのスポーツモデルであるゴルフGTIをさらにパワーアップした4WDスポーツだ。
「ゴルフGTIから乗り換えて感じるのは、とてもラクに飛ばせること。サーキットでも見た目以上に速いし、動きが素直なので運転していて怖くないですね。
一方、街乗りでは肩肘を張らずに乗れるところがいい。これが見るからにスポーツカーというクルマだと、気を抜いて走ることができませんからね」。
ファミリーカーのように見えて、下手なスポーツカーを凌ぐ実力を秘めるゴルフR。桑原さんの愛車も一見大人しい印象だが、エンジンやサスペンションなどをチューニングし、そのポテンシャルを高めている。
こだわり1
ECUチューンで300psオーバーを実現もともと280psのハイパワーを誇る2リッターエンジンを、mtm社のコンピューターチューニングなどにより300psオーバーまでパワーアップ。爽快な加速が楽しめる。
こだわり2
サスペンションにもこだわりがザックス製車高調キットをはじめ、アルコンモノブロックブレーキキャリパー、WORKの特注アルミホイールなどで、実用性を維持しながら速さを追求。
こだわり3
スポーティなインテリアRECARO製バケットシートや6点式シートベルトに加えて、バックスキンを施したステアリングホイールがドライバーの気分をスポーティに。
FALKENは初めて履きましたが、これならゴルフRの仲間にも勧めたいですね!
ゴルフRには走行性能向上を狙い、標準よりも10mm幅広い235/40R18を装着しました。AZENIS RT615K+は剛性が高いのに軽いというのが第一印象。転がり感がいいというか、ハイグリップタイヤ特有のゴロゴロとしたところがないのがいいですね。
トレッドパターンがアグレッシブなのにスムーズに転がりますし、思いのほかロードノイズも小さい。雨の高速で安心して走れるのもうれしい点です。ジムカーナコースを走った印象はグリップが実に高くノーズが良く入っていきます。
剛性が高いのでクルマの挙動が手に取るようにわかりますし、熱が入ってもグリップが落ちないのもいい。FALKENは初めて履きましたが、これならゴルフRの仲間にも勧めたいですね!
FALKENを代表するスポーツタイヤがAZENIS RT615K+だ。
ランド比を広く設定した「パターン」により、高いドライグリップと安定したコーナリンググリップを達成するとともに、素早い発熱性と耐熱ダレ性を両立したコンパウンドにより、安定したラップタイムを刻むことが可能。
さらに、高い接地性と剛性を確保したプロファイルを採用することで高いコントロール性を実現する。
そのうえ、ロングライフ性能やウエット性能にも優れ、サーキットやワインディングロードなどでスポーツドライビングを楽しむユーザーには最適。
AZENIS RT615K+はフォルクスワーゲン ゴルフなど、輸入コンパクトスポーツに対応する18インチサイズが用意されており、インチアップにより走行性能のアップやドレスアップを楽しみたいユーザーに打ってつけだ。
一緒に走る仲間に出会ってからは、趣味はクルマ一筋になりました。
仕事柄、土日よりも平日にほうが休みが多いことから、昔は休みの日にゴルフをしたり、映画を見たりして過ごしたという桑原さんだが、「一緒に走る仲間に出会ってからは、趣味はクルマ一筋になりました。子供も大きくなったで、いまはほとんどクルマに注ぎ込んでいる感じです(笑)
走りを楽しむクルマとして、このままゴルフを乗り継ぐかもしれませんが、夢は“いつかはポルシェ”(笑)
あと何年、こうしてクルマを楽しめるかわからないので、妥協しないで徹底的に楽しんで、悔いのないカーライフにしたいですね」。
そんな桑原さんに、AZENIS RT615K+はさらなる走る喜びをもたらしてくれたようだ。
プロフィール
PROFILE
1962年生まれ。冠婚葬祭サービスを手がける会社の取締役、
および、その関連会社の代表取締役社長を務める。
自動車整備士、ソムリエの資格を持つ。
所有車:フォルクスワーゲン ゴルフR
装着タイヤ:AZENIS RT615K+
タイヤサイズ:235/40R18